公開講演会「現代社会学研究?教育のビジョン」
INFORMATION
本公開講演会は、社会学教育?研究におけるグローバルな連携のもと、社会科学的な議論を行うことを目的とする。社会学とメディア研究は密接に絡み合い、現代社会の構造と変化を読み解くための視座を提供する。急速に変化する現代社会に対応した、社会学の新たな研究課題や社会学教育の新たなビジョンについて議論を深めたいと考えている。特に、昨今のAIの浸透は社会学と深く結びつき、社会認識の変革をもたらしている。倫理、雇用、教育など、様々な関連分野において重要な領域となっている。社会学の幅広いテーマを網羅した「社会学研究?教育の新たなビジョン」「デジタル社会の発展と課題」「都市社会の現代的課題」の３つのセッションを用意し、今後の社会学研究?教育について、議論する。
講師
ソウル国立大学名誉教授、東アジア社会学会会長
イム?ヒョンチン 氏
ハーバード大学で社会学の博士号を取得。主な著書にTrade policies, firm strategies, and adaptive reconfigurations of global value chains（2021）、A New Spirit of Capitalism?–Globalization and its Impact on the Diffusion of Neoliberal Management Thinking in Germany and the East Asian Economies（2014）など。
ベイルート?アメリカン大学教授、国際社会学会前会長
サリ?ハナフィ 氏
パリ社会科学高等研究で社会学の博士号を取得。主な著書にStudying Islam in the Arab World: The Rupture Between Religion and the Social Sciences (2024)、The Oxford Handbook of the Sociology of the Middle East（2014）など。
本学社会学部メディア社会学科教授、社会情報学会会長
木村 忠正
カリフォルニア大学名誉教授、全米教育アカデミー特別教授、アラン?マレー?カーター高等教育教授
ウォルター?アレン 氏
シカゴ大学で社会学の博士号を取得。主な著書にRecruiting, Retaining, and Engaging African-American Males at Selective Public Research Universities: Challenges and Opportunities in Academics and Sports（2018）、African American men at predominantly white institutions of higher education. Black males in postsecondary education: Examining their experiences in diverse institutional contexts（2012）など。
本学社会学部現代文化学科特別専任教授
水上 徹男
ソウル市立大学教授、韓国社会科学評議会会長
チャン?ウォンホ 氏
シカゴ大学で社会学の博士号を取得。主な著書にStable Toffoli Gate on Fixed-Frequency Superconducting Qutrits（2022）、Initial-State Dependent Optimization of Controlled Gate Operations with Quantum Computer（2022）など。
シエナ大学教授
ステファノ?バルトリーニ 氏
シエナ大学で経済学の博士号を取得。2023年度本学研究員。イタリア?シエナ大学経済学?経営学准教授。「公共の幸せ」を理念とするイタリア独自の市民経済思想の流れを汲むその研究は、国連『世界幸福度報告 2015 年度版(World Happiness Report 2015)』で紹介された。主な著書に『幸せのマニフェスト』（Manifesto per la felicità : come passare dalla società del ben-avere a quella del ben-essere）など。本書は、これまでフランス語、アルバニア語、日本語、英語に翻訳された。
シンガポール国立大学教授、日本研究学科長
レン?レン?タン 氏
イリノイ大学で人類学の博士号を取得。主な著書にThang, LL. Generations in Touch: Linking the old and young in a Tokyo Neighborhood, Ithaca: Cornell University Press（2001）、Intergenerational Contact Zones: Place-based strategies for promoting social inclusion and belonging (2020)など。
詳細情報
名称
内容
全体会議：「社会学研究と教育の新たなビジョン」
１）基調講演：イム?ヒョンチン 氏
２）基調講演：サリ?ハナフィ 氏
３）基調講演：木村 忠正
４）基調講演：ウォルター?アレン 氏
モデレーター：水上徹男
14:40～16:00 セッション１ 「デジタル社会の発展と課題」
16:10～17:30 セッション２「都市社会における現代的課題」
モデレーター兼討論者：チャン?ウォンホ 氏、ステファノ?バルトリーニ 氏、レン?レン?タン 氏
対象者
申し込み
- 事前申し込み 不要
- 参加費 無料